2019年9月3日火曜日

マジカルミライ2019企画展レポート ミクさんの今後を紹介

2019年8月30日から9月1日まで開催されたマジカルミライ2019東京の企画展のレポートや、企画展特別ステージで発表のあったクリプトンのボーカロイドへの今後の展望を紹介します。ライブについては別記事で紹介します。
※関連記事ーマジカルミライ2019ライブレポート セトリも紹介します!
記事作成日: 2019.09.02/記事更新: 2019.09.03

マジカルミライ2019初音ミク等身大フィギュア
マジカルミライ2019 Ver. ミクさん

ルカさん10thと謎解きゲームが人気だった企画展

ライブに合わせて今年も企画展が開催されました。率直に言って内容的には変わり映えはあまり無かったと思います。物販とクリプトン所属のボーカロイド達の紹介に企業の出店ブースがあり、企画展内の公演やライブ用の特設ステージがあるという構成です。

いつもと違ったのはルカさん10thにあわせて、ルカさんの紹介が強化されていました。もう一つは、最近流行りの実際に歩いて問題を解いたりする、謎解きゲームが好評だったようです。1500円で参加できるのですが、かなりの方が参加されていました。

ルカさんは今日も海へ出る…

マジカルミライ2019巡音ルカ等身大フィギュアとタコルカ
漁船に乗っていても美しいルカさん
ルカさん10周年でいつもより展示が多めでしたが、特に目を引くのは漁船でポーズを決めるルカさんです。マグロだったりタコだったりと何かと魚介類やら海に関わりがあるので、漁船に乗っての展示です。左下にはタコルカがちょこんと乗っていて可愛いです。

テント風の展示ブース

テント風のブースで展示されるマジカルミライ2019初音ミク等身大フィギュア
サーカスということでテント風展示ブース
今年のマジカルミライは「フューチャーサーカス」がテーマということで、毎年展示されている等身大のミクさんはテント風のブースに展示されていました。写真を撮ったりしてみると、結構カッコいいです。

マジカルミライ2019仕様の床マット
デフォルメミクさん
等身大ミクさんの近くに床マットが敷いてありましたが、デフォルメでかなり可愛いかんじです。玄関マットとかで出るとちょっと良いかも!?

ミクダヨーその歩みは止まらない

マジカルミライ2019のエアバルーンミクダヨー
エアバルーンダヨーさん
チャームポイントのほっぺもばっちり再現
某掲示板の住人に寿司を奢らせようとするという電子の妖怪?ミクダヨーさんが、とうとうエアバルーンになって登場しました!しかし、ダヨ―さんエアバルーンの登場でももう分けがわかりません。「初音ミク→初音ミクねんどろいど→Project mirai→ミクダヨー爆誕!→ミクダヨーエアバルーン」と、凄まじい変遷を遂げての登場です。

アップでもこのクオリティ
いつの間にか雪ミクダヨーさんが公式登場し札幌に舞い降りるようになっていたり、ミクさん同様に謎のファミリーが確実に増えているのが凄いです。

マジカルミライ2019のミクダヨーとラスカル
ラスカルとダヨーさん
心無しか悪い顔をしている
ダヨーさんのマジカルミライでの仕事は、他にもいくつかありました。8月31日のオープニングセレモニーに登場したり、ミクさんとコラボ中のラスカルと一緒に会場に登場したりとです。

余談ですが、北海道ではとてもアライグマが増えていて問題になっています。ミクさんとのコラボも何かの因果なのでしょうか。元は人が連れてきた動物なので、少しでも穏便に解決されれば良いのですが…

ミクさんは夜も眠らない?

マジカルミライ2019でのチーバ君と初音ミクコラボ
ミクさんとチーバ君をはちゅねがガード
千葉県ブースでは千葉デザイナー学院の学生さんが書いた、ミクさんとチーバ君のイラストが展示されていました。そしてその周りをガードするのは「はちゅね仕様の単管ガード」です。

マジカルミライ2019のはちゅねみく単管ガード
単管ガードは鉄パイプで作るバリケードのことで、最近だと動物の形など色々なものが増えています。あらゆる仕事をこなすキティちゃんも似た製品がありますが、はちゅねみく仕様の単管ガードを作っているのは北海道の片桐機械で別メーカーです。正式名称は「ミクガード」で、北海道の工事現場で実際に使われています。購入はできませんが、北土建設のリース部門からのリースが出来ます。アイドルから建設工事まで働くミクさんには頭が上がりません。

せっかくなので交通整理用の棒振り人形なんかもあれば良いのですが、流石に道交法とかで不味いのでしょうか?

VOCALOIDからの独り立ち

piapro studioはボーカロイドのハブを目指す

企画展のステージは新技術の発表会が行われていました。この発表ではクリプトンと産業技術総合研究所(以下産総研)が共同で取り組んでいることについて、発表がありました。

マジカルミライ2019新技術発表会
新技術発表会
左: 佐々木さん (クリプトン)
真ん中: 後藤さん(産総研)
右: 伊藤社長(クリプトン)
その中の発表で次期初音ミクは一先ずVOCALOID 5ではなく、クリプトンと産総研の共同開発のエンジンが採用されるような話が出てきました。

現状クリプトンの方向性としては、初音ミクであれば声の性格をまず大事にしながら表現の幅を広げる方向のようです。

そのために引き続き初音ミクの音声合成用ライブラリのブラッシュアップを行う。合成音声部はVOCALOIDエンジンにさらにエフェクトや調声出来るようなソフトで表現の拡張を行ったり、VOCALOIDエンジンに拘らず初音ミクらしさを残しつつ別の合成エンジンの採用していく。そのために音声ライブラリや譜面データをシームレスにつなぐための核として、piapro studioを拡張していくような流れと私は理解しました。一方でVOCALOID2・3・4Xの販売を中止するようなこともしないと、述べていました。

次期初音ミクで採用されるエンジンは、元々はクリプトン社内で技術開発・研修のために販売を目的としない目的で開発されていました。それが今回の流れなどを受けて、実際にユーザーが使えるものとして発売される流れになったそうです。

クリプトンの立場を考えると妥当な方向性に思えます。ヤマハと違いエンジン自体ではなく、データライブリの開発を今まで行ってきました。そして初音ミクというキャラクターがしっかり大きくなってきたことを考えると、その声の性質を中核に今までのライブラリを生かして表現の幅を広げるというほうが、会社の立場やユーザーのためにもなるという考えは理解出来ます。

ピアノのデジタル音源は今でも沢山ありますが、様々なアプローチの表現がなされているように、初音ミクもその段階に入ったのだと思います。なので自社や他社というのは意識せず、必要に応じたものがエンジンとして採用されていき、究極的にはPiapro studioを軸に横断的に様々な表現に対応できるのを目指していると思います。

私はVOCALOID5を触っていなかったり、あまり正確に追えていないので間違いがあったら申し訳ないのですが、5ではサンプラー的要素が強くなっているようです。人の声に近いという意味では良いのでしょうが、今までのライブラリを生かしたり一から声を作りこむという意味では、不利な部分もあるように思えます。5の採用を現状見送っているのは、そういった理由もあるのではないしょうか。逆を言えば、5の次の6が出たとして初音ミクというキャラクターに合えば、VOCALOIDエンジンがまた採用されるでしょう。

古いソフトの販売中止をしないというのも非常に重要です。古い時代のアナログシンセサイザーは入手が困難であっても、それを使いたいミュージシャンは多いのです。憧れのアーティストが使っていたからであったり、古いシンセサイザー特有の音に惹かれてなど理由は様々です。そして、需要のある古いシンセサイザーというのは、代替部品を使った現代仕様での再現やソフトウェア上での再現で、音的にも殆ど変わらない製品があるにも関わらず本物が求められています。

それらを考えるとソフト音源でいつまでも製造が出来る初音ミクを、あえて販売中止にする必要はありません。もし初音ミクがさらに10年・20年と続いたら、今のVOCALOID2などは、古いシンセサイザー同様にビンテージの音源として求められるようになるかもしれません。その時を見据えてだと思います。

進化の方向として様々な拡張ソフトや合成エンジンで複雑性を高める細かい調整だけではなく、より簡単に調整できるようなものも考えているそうです。例えば歌い方にも喜怒哀楽があると思いますが、喜びを設定すれば自動でそういう歌い方になるようなものだと、私は理解しました。また、現状ボーカロイドライブラリごとに歌い方の癖があり、それを他のキャラクターで歌わせる場合、上手く歌わせるには再調整が必要になります。その手間も軽減していくそうです。なので、簡単にする部分は初心者・上級者ともに恩恵がある方向を目指しているようです。

そして最後に印象的だったのが、ヤマハと中違いをしたわけではないしユーザーを大事にしたいと強く言っている佐々木さんや伊藤社長の姿でした。初音ミクというイメージがある以上それを壊すことは出来ませんし、今までのクリプトンのかじ取りに共感してファンを続けている人たちも多いと思います。だからこそ大きな方針転換をするには、そういった部分を大事にするということを強調したり、誤解が生まれないようにする必要があったのでしょう。

その他にも産総研の発表も

クリプトンメインの発表以外にも産総研メインの発表が行われました。私が気になったのは「Kiite」というサービスです。このサービスは楽曲の検索支援サービスで、自分好みの曲を探すのを手伝ってくれるものです。

Radarという機能ではザッピングする感覚で曲を聴きながら、各種フィルターを使って好みの曲を探しやすくしてくれます。その中で推奨エンジンという機能があり、好きな曲などを登録することで、自分好みの検索エンジンを育てるというような機能があります。

莫大な数に増えてしまったVOCALOID楽曲の中から、お気に入りを探すのは至難の業になっています。ある程度注目度の高い人たち以外が発掘されるきっかけになれば、面白いと思います。この問題はVOCALOID以外の一般的な楽曲でも同じなので、将来的にはそちらでもこういったシステムが活躍してくれればと思います。

※関連記事ーマジカルミライ2019ライブレポート セトリも紹介します!

フォトライブラリ

マジカルミライ2019ミライサーカスブースの初音ミク
ミライサーカスブースより
ミライサーカスブースのミクさんです。今年のテーマ曲に関する展示などがありました。

マジカルミライ2019より巡音ルカ
音楽エリアブース裏より
ちょっと憂いのある感じがまた、素晴らしいです。

マジカルミライ2019 F:NEXブースのスケールフィギュア
F:NEXブースより
F:NEXから発売予定のマジカルミライ2019仕様の初音ミクスケールフィギュアです。

マジカルミライ2019 F:NEXブースの等身大パネル
F:NEXブースより
等身大パネルの展示もありました。

マジカルミライ2019ライブレポート セトリも紹介します!

2019年8月30日から9月1日まで開催されたマジカルミライ2019東京のライブセットリストや、私なりのレポートを紹介します。企画展などについては別の記事で紹介します。
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記事作成: 2019.09.02/記事更新: 2019.09.03

マジカルミライ2019の巡音ルカバナー
今年はルカさん10th
ルカさんの看板も企画展入口に

サーカスと10周年のルカイヤー

今年のマジカルミライ2019のテーマは「フューチャーサーカス」ということで、サーカスを意識しています。また、ルカさん10周年ということで、日替わりで曲が変わったりとルカさんパートが補強されています。wowakaさんが今年亡くなったので、アンコールに毎日日替わりで1曲入っています。

大阪と東京の二会場での開催で、大阪が8月10~11で東京が8月30日~9月1日の開催です。私は東京公演の31日と1日を見てきました。

セットリスト
曲名/作曲者/ボーカル名
※CGモデルは基本的にはDIVA Xモデルベース

1-テオ/Omoi/初音ミク
2-すきなことだけでいいです/ピノキオピー/初音ミク
3-愛の詩/ラマーズP/初音ミク
※1~3曲目Snow Mikuでも使用されている 「17 model」?

4-快晴/Orangestar/初音ミク
5-深海シティアンダーグラウンド/田中B/鏡音リン
6-メインキャラクター/Luna/鏡音レン

(1日目)
7-劣等上等/Giga/鏡音リン・レン
8-からくりピエロ/40mp/初音ミク
9-Catch the Wave/kz/初音ミク
10-Baby Maniacs/八王子P

(2日目)
7-ロキ/みきとP/鏡音レン/初音ミク
8-砂の惑星/ハチ/初音ミク
9-どうぶつ占い/すこっぷP/初音ミク
10-Baby Maniacs/八王子P

(3日目)
7-ロミオとシンデレラ/doriko/初音ミク/ミクパモデル
8-からくりピエロ/40mp/初音ミク
9-Catch the Wave/kz/初音ミク
10-劣等上等/Giga/鏡音リン・レン

11-キレキャリオン/ポリスピカデリー/初音ミク
12-ある計画は今も密かに/森羅
13-ラムネイドブルーの憧憬/アオトケイ/MEIKO

巡音ルカ10thパート(14~18曲目)
14-Never Die/ゆよゆっぺ/巡音ルカ

15-星屑ユートピア/otetsu/巡音ルカ(1・2日目)
15-どりーみんチュチュ/emon/巡音ルカ・初音ミク・鏡音リン(3日目)

16-ルカルカ★ナイトフィーバー/samfree/巡音ルカ/ミクパモデル(1・3日目)
16-Just Be Friends/Dixie Flatline/巡音ルカ(2日目)

17-それがあなたの幸せとしても/Heavenz/巡音ルカ
18-Jump for joy/EasyPop/巡音ルカ・初音ミク

19-大江戸ジュリアナイト/Mitchie M/初音ミク・KAITO
20-ブレないアイで/Mitchie M/初音ミク
21-ヒバナ/DECO*27/初音ミク
22-グリーンライツ・セレナーデ/Omoi/初音ミク
23-僕が夢を捨てて大人になるまで/傘村トータ/初音ミク

アンコール
24-アンノウン・マザーグース/wowaka/初音ミク(1日目)
24-ワールドエンド・ダンスホール/wowaka/初音ミク・巡音ルカ/DIVA Arcadeモデル(2日目)
24-ローリンガール/wowaka/初音ミク/ミクパモデル(3日目)

25-Hand in Hand/kz/初音ミク
26-ブレスユアブレス/和田たけあき/初音ミク

CGモデルは2日目と3日目のみ現地確認で誤認の可能性あり

今回は少しだけ写真OK!

マジカルミライ2019ライブ会場
ライブ会場
ライブ入場時にカメラチェックが無いので不思議に思っていたら、今回から写真撮影がライブ終了後の10分だけOKになりました。ライブの風景を写真に残せるのは嬉しいです。

最後だけ撮影OKなのは良い落としどころだと思います。撮影禁止といっても皆スマホを持っているので、撮影禁止には限界があります。一方で海外だと演奏中はスマホ程度の撮影であれば問題無しのライブも多くなってきましたが、ライブ中に皆がスマホを持ち上げてるなんて珍妙な光景も見られ、それも風情が無いと思います。なので、時間を区切ってOKにするのは良いと思います。

というわけで今回のレポートでは写真でもちょっとだけ紹介します。

Snow mikuの17 model ?登場

CGモデルは例年通りDIVA Xが基本となっていますが、Arcadeモデルやミクパモデルも一部使用さています。そして一番の特徴は最初3曲で17 modelらしいのが登場したことです。

17 modelは2017年のマジカルミライの企画展で登場し、Snow mikuのライブでは既に登場実績があります。当初はリアルタイムで3DCGキャラクターを躍らせる、R3システム用に使用されていました。そのためシェーダーの表現が軽いややのっぺりした衣装の表現でした。

今回のライブを見るとCGのシェーディングが変わっているようで、リアルタイムに対応する必要がない分リッチになっている模様です。衣装が布っぽい反射の仕方をしていたり、顔の陰影がしっかりあり少女漫画っぽい乙女チックミクさんに仕上がっています。個人的にはかなりアリなデザインです。

マジカルミライにも登場したということで、SEGAのDIVA Xモデルベースの制作から離れていくのか、今後が注目です。

ますます饒舌になるミクさん

最近のミクさんはかなり饒舌です。今年はルカさん10thということで、ルカさんとのかけあいがあり、去年よりもさらに饒舌に進化しました。

昨年のレポートでも紹介しましたが、ミクパが初めて開催された時はミクさんが喋り泣いた演出で大ブーイングが起きました。ブーイングには他の理由もあったのですが、それを加味しても演出にはかなりの拒否反応が起きていました。

そういった喋りやキャラ付け的な側面を持つ演出が増えているのは、色々変わったなあとしみじみ感じてしまいます。

サイドLEDモニターの補強によりシンプルだが向上した表現性

マジカルミライ2019ライブ会場
サイドのネオンぽいものが
LEDモニター
基本的な舞台セッティングはいつも通りです。中央にディラッドボードを配置し、その上部に通常のプロジェクター用スクリーンの構成です。

それに新たに足されたのが、左右3本づつ大中小のLEDモニターです。ライブでよく見られる積み上げ式のLEDモニターを縦長に積んだものだと思いますが、それがあるだけで舞台に広がりが出て良かったです。表示内容は演出によって違い、上部と同じ模様を表示したり違ったものを表示したりと色々です。

特に良かったのは上の写真にもあるネオンぽい表示です。LEDモニターはプロジェクターと比べるとドットは粗いものの、輝度やコントラストに優れている特性があります。そのためネオンぽい演出では、少し離れたところであれば本物ネオンのように見えるくらいとても綺麗に見えます。

逆に少し悪かったのは上部スクリーンと同じような模様を表示する時です。上部スクリーンとLEDモニターでは特性が違うので、同じ映像を表示しても違うよう見え、ある程度違和感が出てしまいます。ただ、似たようなちょっと違った模様などだと違和感がぐっと減るので、そういった改良があればもっと良くなるのではと感じました。

加えて舞台が星のように光る演出も中々綺麗でした。見た感じでは小さいLEDがまばらに吊るされているようだったのですが、開演前に近くで見たところそうは見えなかったので、レーザーを反射させたりか何かなのかもしれません。

ルカさんの♡は後ろの席の人の物!

今年もレーザーを使った壁に投影する演出がありました。位置の関係上見えるのは後部席の人だけです。ルカさんパートではハートが表示されたりしたのですが、見れたのは後ろ半分の人だけです。

バズーカの銀テープが文字入りに!

ライブが終わると銀テープがバーンと飛んでくるのは定番です。Snow mikuやmiku expoでは銀テープに文字が入っていて、毎回それが記念品になったりします。一方マジカルミライでは文字無しだったのですが、今回からそれが文字ありに変更され嬉しい変更です。銀テープはライブ参加者だけの特典お土産ですからね。

銀テープを高圧ガスで飛ばす機械は、バズーカと呼ばれています。今回は前方だけでなく、会場真ん中あたりにも設置されていて、後部の人すべてに行き渡らないにしてもかなりフォローされるようになりました。

先述のレーザーの演出といい会場後ろ側になってもフォローが入る用になったのは嬉しいことです。いくら座席に値段差があると言っても、演者が見れないのはミクさんライブに限らず悲しいものです。会場後部の人だけのちょっとした特典を設けたりフォローするのは、ライブ来場者全員の満足度を上げるものです。これからもその部分は強化してほしいです。

曲目はかなり日替わりの部分が

マジカルミライでは曲目が日替わりの時とそうでない時があるのですが、今回はかなり多くの入れ替えがありました。

以前も同じようなことを書いたのですが、日替わりだとその日だけの特別感や何度もライブに来る日には嬉しい演出です。一方で好きな曲が聞けない日があったり、一度しかライブに来れない人には不公平感を与えたりもします。そういう意味では賛否あるもので、何とも言えないと感じます。

最後のアンコールはwowakaさん追悼になってしまいました。samfreeさんといい頑張ってる人の新しい曲が聞けなくなるのは、本当に残念です。

来年は8月と12月開催に

来年のマジカルミライ2020は8月7~9日に大阪、12月に18~20日に東京で開催されます。

マジカルミライ2019ライブ次回告知

東京が12月開催になったのは間違いなくオリンピックのせいでしょう。ビッグサイトなんかは今年の8月から工事が始まり使用不能で、展示会やライブに大きな影響が出ています。オリンピック・パラリンピック開催中の8月の東京開催はまず無理です。3月9日に開催という手もあったのでしょうが、Snow mikuと近いことやライブ会場自体がオリンピック終了まで抑えにくい状況で難しかったのかもしれません。オリンピックは色々味噌が付いて素直に喜べない状況ですが、ここでも嬉しくない状況に陥るとは…

とは言え12月開催ということで、初の冬シーズンのマジカルミライという楽しみも生まれました。雪っぽい演出など、冬ならではの演出に期待して待ちたいものです。

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