2016年4月13日水曜日

miku expo 2016 東京ライブレポート

福岡を皮切りに5大都市で行われた初音ミク日本ツアー「HATSUNE MIKU EXPO 2016 Japan Tour」最終の公演である東京ライブについてレポートします。

miku expo大型ポスター

博覧会らしいセットリスト

東京公演セットリスト

曲名/作曲者/ボーカル名-CGモデル名

01-ワールドイズマイン/ryo/初音ミク-F
02-初音ミクの消失/cosMo@暴走P/初音ミク-FT
03-裏表ラバーズ/wowaka/初音ミク-F
- 初音ミク MC -
04-アンハッピーリフレイン/wowaka/初音ミク-F
05-ワールドエンズ・ダンスホール/wowaka/初音ミク・巡音ルカ-AC
06-magnet/minato/初音ミク・巡音ルカ-AC
07-Weekend Girl /kz(livetune) × 八王子P/初音ミク-F
08-ありふれたせかいせいふく/キノピオP/初音ミク-F
09-愛言葉/DECO*27/初音ミク-FT
10-Glass Wall/GuitarHeroPianoZero/初音ミク-ミクパ
11-スノーマン/halyosy/KAITO-F
12-Change me/shu-t/MEIKO-AC
13-東京テディベア/Neru/鏡音リン-F
14-右肩の蝶/のりぴー/鏡音レン-ミクパ
15-リモコン/じーざす (ワンダフル☆オポチュニティ!)/鏡音リン・鏡音レン-F
16-恋は戦争/ryo(supercell)/初音ミク-FT
17-Last Night,Good Night/livetune/初音ミク-F
18-Ten Thousand Stars/CricusP/初音ミク-F
19-ルカルカ★ナイトフィーバー/sumfree/巡音ルカ-ミクパ
- バンドメンバー紹介 -
20-秘密警察/ぶりる/初音ミク-F
21-初音ミクの激唱/cosMo@暴走P/初音ミク-ミクパ
22-Tell Your World/livetune/初音ミク-F
- 初音ミクMC -
23-Blue star (miku expo テーマ曲)/八王子P/初音ミク-F
- アンコール -
24-積乱雲グラフィティ/ryo(supercell)/初音ミク-FT
25-39/sasakure.UK×DECO*27/初音ミク-F
- ダブルアンコール -
26-星のカケラ (初音ミクピアノソロ)/平沢栄司/初音ミク-F

セットリストは英語曲とテーマ曲を除くと国内で演奏されたこのある曲が多く、選曲も割と古めだった感じです。miku expoという初音ミクの博覧会という意味では妥当な選曲だったのではないでしょうか?個人的には大満足のセットリストで、アンコールの積乱雲グラフィティが入ったのがとても嬉しかったです。PSPゲームソフト「初音ミク Project DIVA extend」のOP曲として制作されながら、中々ライブには組み込まれず中に浮いてたやや不遇な曲でした。それがここに来てアンコールとして登場しました。夏っぽい曲なので、夏のライブならもっと最高だったかもしれません。

CGモデルはゲームセンター用のハイポリゴンモデルである「アーケードモデル」と「Future Toneモデル」、PSPとPS3向けで中間的な「Diva Fモデル」、PSP系でアニメ調の「ミクパモデル」と様々なモデルを使っていました。マジカルミライの深海少女でFTモデルを使ったことがありましたが、ここまでバラバラに組み合わせたのは、SEGAが関わっているライブだと最初の感謝際以来だったと思います。ミクさんの姿もいろいろなものがあるで、博覧会のコンセプトにはあっていたと思います。ただ、様々なモデルを使ったことで、曲間をシームレスに繋ぐのは難しくなってしまったのかなとも感じました。

セットリストの最後にある文字が各モデルを表しています。AC(アーケード)モデルとFT(Future Tone)モデルについては、TwitterでSEGAの大崎さんがモデルについて解答しているので確実です。F(Diva F)モデルとミクパモデルについては、過去の公演の映像やセットリストから私が判断しました。もし違うよというモデルがあれば、お気軽にコメント欄にお願いします。

今回のステージは割りとこじんまりした様子でした。ディラッドボードもミクの日大感謝祭と同じくらいのサイズで、マジカルミライが横長のものをつかっているので余計に小さく感じます。いつもはスクリーン端にアルミのトラスを置いてスクリーンの境目を分からないようにする配置が多いのですが、今回はそういったものはありませんでした。スクリーンの後ろの飾りつけもバルーンのようなものと円盤状のものを縦に並んべているだけで、WOWOWの特集であったようにミクさんを目立たせるため簡素なつくりでした。しかし、バルーンに上手いこと照明を当てて月に見立てたりするなど、簡素なセットでしたが効果的に演出しようとしていました。初日昼公演は2F・二日目夜公演はアリーナ前方で鑑賞しましたが、2Fから見たバルーンはとても効果的に演出されていて非常に良かったです。しかし、アリーナから見たときは少しものたりない印象でした。もう少し詰めればより良いものになりそうです。

プロジェクターは真ん中上からと左右斜め下からの3つで数は少なめでしたが、スクリーンが小さいのではっきり映っていました。初日昼は左右斜め下からの映像が、スクリーンを越えて壁にも大きく映っていて、偶然だと思いますが演出のようでよかったと思います。二日目夜公演はプロジェクターの位置を修正したのか、壁に映っていなかったのはちょっと残念です。

スクリーンが光沢のあるタイプだったので位置によっては映りこみが酷いものでした。アリーナからは綺麗に見れたものの、2Fからのサイリウムの映りこみは凄まじくかなり気になりました。ムラ無く解像感のあるディラッドボードにしたそうですが、まだまだ改善の余地はありそうです。

こじんまりとしたセットは基本的に悪くは無かったのですが、やはり曲によっては無理がありました。「初音ミクの激唱」では中に浮く演出が今まで多く行われてきましたが、小型のスクリーンなので少し浮く程度が限界でした。全体としては決して悪くなかったものの、大は小を兼ねる部分もどうしても出てしまう印象でした。

小さいところですが、銀テープがミクをイメージしたメタリックグリーンの物にちゃんと文字が入ったのが良かったです。今までのライブでは文字なしだったので、テープだけでも記念になります。

客層はいつものごとく幅広いのですが、社会人の若い人が多かったような印象を受けました。ライブは大きな混乱も無く終始順調に進みました。アンコールの掛け声は結構大変ですが、2日目夜公演ではミクコールを連続してするのではなく、自然と上手いこと周囲の人どうし分担して出し合うようになったのは面白かったです。少し悪かったことを言えばサイリウムを沢山持つ俗に言う「バルログ」をやってる人が居たのは気になりました。また、ライブ終了後盛り上がるのは良いのですが、誘導があっても帰らないのもちょっとと思いました。ライブ終了後は即ステージの解体が始まるので、引き際も重要ではないでしょうか。

完璧だったWOWOW中継

今回のライブはWOWOWにより東京2日目の夜公演をフルで生中継が行われました。WOWOWはミクパ関西より度々生中継を行ってきましたが、今回はそのノウハウの蓄積がフルで生かされたといっても良いと思います。

会場がライブハウスである関係上、音響はどうしても限界があります。ライブ中は比較的音響がマシであるアリーナでもあまり良いとは感じませんでした。しかし、中継ではクリアに音声が収録出来ており、同じ曲でもかなり違った印象を受けました。また、会場でははっきり映るようにプロジェクタの輝度が大きかったため、逆に実在感が薄れていると感じる場面もありました。中継ではプロジェクタであることを感じさせないぐらい上手く調整されていました。とくに少し引いたぐらいのアングルで撮影しているシーンは、完璧な映りです。早くBDになるのが楽しみです。

渋谷PARCO企画展

渋谷PARCOの企画展で展示されていたiximaミク像

渋谷PARCOの企画展にも行って来ましたが、結構こじんまりした感じでした。スペースは小さな一角にPARCOコラボグッズとmiku expoグッズ、初音ミク関連グッズがある他、2013年のマジカルミライでiXimaさんデザインの初音ミクV3像とパネルが5枚ぐらいある程度です。ちょっと物足りないなあというのが正直なとこです。4月16・17は濃い味のほうの初音ミクであるミクダヨーさんが登場するので、その時行くと良いと思います。

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