2016年9月10日土曜日

マジカルミライ2016企画展編 VR&ロボの時代?

2016年9月9~11日の日程で行われたマジカルミライ2016の企画展についてレポートします。

大幅に進化したVRライブ

Play Station VRと初音ミクコラボヘッドフォン
Play Station VRと初音ミクコラボヘッドフォン
昨年のマジカルミライの企画展でもデモのあったPlay Station 4のVRライブですが、内容としては去年と同じくミクさんのライブを眺めるのが中心のものですが、去年と比べると大幅にレベルアップしていました。画面の撮影はできなかったので、文字でレポートします。

まずゲーム内容ではなくVRゴーグル本体です。目の焦点を合わせるために細かく調節できるのですが、昨年はメガネ装着状態だと上手く装着することが出来なかったのですが、今年はメガネ装着状態でも問題なく使用可能になりました。これでひとまずメガネ族は安心です。

次にグラフィックの大幅な向上です。去年はヴァーチャルライブ会場のオブジェクトは、どこか貧相なものでした。それが今回は見違えるほど向上していました。本体は隠されていたのですが、もしかしたらPS4 Proだったのかもしれません。VRゴーグルの解像度がまだまだ荒いので、そういう面ではまだ見た目の悪さはありますが、CG自体の質は十分実用レベルに達したと思います。

最後に肝心のゲーム内容でしたが、最高の一言です。ゲーム開始前に係のお姉さんが去年よりすごく面白くなるといって、ハードルを自ら上げてきただけのことはありました。内容は昨年と同じく、PS moveを振ってミクさんのライブを盛り上げるというものですが、立ち位置が増えて大幅に楽しめるものとなっています。ヘッドトラッキングで視野自体は360度ですが、昨年は最前から3列目ぐらいからと、ステージ上の決まった位置からミクさんを眺める感じでした。今年はステージ最前列・右・左と、二階席、ステージ上の中らから、好きなタイミングで立ち位置を選んでみることが出来るようになりました。この中で最も最高なのは、なんと言ってもステージ上です。ミクさんと鼻先がふれあいそうな感覚になるほどの臨場感です。これだけでVRを買う価値があるんじゃないかと思えるほどでした。強いて言えばゲーム性にまだまだ難ありで、PVとしての要素が強い感じです。本格的に音楽ゲームになったら、もう一段次元が変わりそうです。

クリプトンもVRデモを出展

体感型VR用の椅子SIM VR
Play Station VRはVRゴーグルを中心としたVR体験ですが、VRゴーグルに追加する形で振動や傾いたりする椅子SIM VRを使ったデモをクリプトンの技術チームが行っていました。

ゲームは「町中のミクさんを見つける・音楽ゲーム」の二種類から一つを選ぶ形で、おすすめのほうだった町中のミクさんを見つけるゲームをやってみました。内容は大型ロボ?に乗り込み町中に隠れたミクさんを探すというものです。率直に行ってゲーム自体はSonyのものと比べる劣るのですが、椅子自体が傾いたり振動したりするので加速感を感じて実際にロボットに乗っている感じがします。技術デモを行う前に係の方が、ジョイスティックで視点を変えるのでなくヘッドトラッキングで横に向くと酔うと言っていたのですが、本当になかなかのものでした。わざと横へ向いてみましたが、ゲームを終えた後足が震えるぐらい酔いそうになりました。3Dゲーム酔いするほうどうはないので、酔いやすい人は無理だと思います。

フィギュアもロボの時代へ?

ボークスの動く大型フィギュア「ドルフィハニー」と、グッドスマイルカンパニーがiDollとコラボした動く小型フィギュア「HATSUNE MIKU by iDoll x Nendoroid」が展示されていました。

動くドルフィー「ドルフィハニー」
動くドルフィー「ドルフィハニー」
この「ドルフィハニー」はMMDデータを元に、好きにフィギュアを動かすことが出来ます。動きとしては少しゆっくりで、ゼンマイで動く人形のような趣のある動き方をします。開発者はSONYのAIBOの開発に関わっていた方です。

HATSUNE MIKU by iDoll x Nendoroid
HATSUNE MIKU by iDoll x Nendoroid
「HATSUNE MIKU by iDoll x Nendoroid」はねんどろいどサイズの稼働フィギュアです。「ドルフィハニー」のようにゆっくり動くのではなく、おもちゃらしくキビキビ動きます。写真では切れてしまっていますが、下の台座に動力が内蔵されています。

今回二つの稼働フィギュアが出展されましたが、コンセプトがだいぶ違うようです。世間ではpepperのような人型ロボットが社会に進出し始めましたが、フィギュアもロボットの時代へ近づいているようです。

関連記事
マジカルミライ2016ライブ編 今年はサッパリ目
マジカルミライ2015を振り返る 企画展編

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントはどなたでも可能です。管理性であるため反映されるまで時間がかかりますので、ご了承ください。