2014年9月30日火曜日

マジカルミライ2014を振り返ってみる ライブ編

マジカルミライ2014のライブについて振り返ってみます。

マジカルミライ2014を振り返ってみる ライブ編

マジカルミライ2014inOSAKAにあったポスター

最初に私の結論を申し上げると、「去年の悪いところが改善されて楽しかったし満足出来たが、大きな変化は感じなかった。」とこんな感じです。では、もう少しつっこんだ話しをしていきましょう。

そもそもマジカルミライとは?

簡単な説明をしますとマジカルミライはクリプトンが中心となり、去年から始まり2回目の開催となります。以前も有料のライブと言うとSEGAが開催したミクの日感謝際、Magesが開催したミクパ、Angel projectが開催した初音鑑などのライブがありました。これらとマジカルミライの違いは文化際的なものを目指している部分です、なのでライブ会場のほかにも展示エリアが併設されるようになりライブ以外にも初音ミクの歩みやいろいろな商品の紹介がされるようになっています。

簡単な技術的背景の説明

中心がクリプトンとなったもののクリプトンが音源会社ということもあり、様々な会社との連携のもと製作が行われています。例えばCG製作はセガが行っています。そのため 初音ミクprject Diva F や アーケードの初音ミク projec DIVA Future toneのCGモデルが、ライブでも使われています。映像の投影方法はざっくり言うと透明なスクリーンにプロジェクターで映すので、めちゃくちゃ特別な技術が使われているわけではありません。

ライブの内容・感想

まず最初は今回初めて導入されたオープニング登竜門です。ライブ前の前座として行われるのですが、初音ミクを使っていれば何やってもOK!参加したい人はオフィシャルサイトから応募してね!というかなり無謀な企画でした。おまけに数ヶ月前に発表という突貫ぶり、結果として大阪ではアゴアニキさん・東京では該当者無しという結果になりました。

アゴアニキさんはボーカロイド初期から活躍される人で人選としては妥当な結果だと思います。内容もアゴアニキさんがボーカロイドで作曲した曲を人間が歌うといったもので、私は良かったと感じました。

しかし、数ヶ月前発表で東京では該当者なしということになったのは、無理やり企画を立ち上げて選考が上手く行かなかったとしか思えません。文化祭という視点では面白い企画だと思うので次回もやって欲しいと思いますが、しっかりとした準備をしてやってもらいたいものです。

次に夜の部だけあったライブ前にボーカロイドの中の人がMCをやるというもの。大阪では初音ミクの声の藤田咲さんが、東京では藤田さんの他に鏡音リン・レンの下田麻美さん、巡音ルカの浅川悠さんが登場しました。会場の反応は上場で東京会場では浅川さんのおかげでかなり盛り上がっていました。登場時間はどちらも10分もいかない程度で、もう少し長くても良いと思わせるほど良い時間だったと思います。

それでは本題のライブのほうに入ります。最初はミクさんがLady gagaのライブで前座を務めたとき一緒にダンスを披露した方たちが、ミクさんの登場を盛り上げました。ミクさんと人間を一緒に共演させるというのは初音ミク最後の大感謝際でも行われた試みで、私自身は良かったと感じたものの賛否のある演出だったと記憶しています。そのためどうライブに組み込むかと期待したのですが、
ダンサーが盛り上げてミクさん登場と共にダンサーはステージから消えるといった感じで、もう一工夫が欲しかったです。このミクさんと人間の共演というのはなかなか難しいもので、演出としてはまだまだ模索出来るものなのではと思っています。

バンドメンバーも今回は一新され20代の若手になりました。パンフには「エネルギッシュなライブになることを期待した。幼い頃からやっているので技術はある」といったことが書かれていました。

曲は去年から引き継がれた曲が多くあり新曲は少なかったです。ちなみに去年は感謝際などのセガ主催のライブでは使われてなかった曲が採用されました。しかしこの選曲が初音ミクライブの難しいところで、曲自体は膨大な数あるのですが、膨大な数のせいで比較的有名な曲で初音ミクがかなり好きなファンでも知らないのということがよく発生します。セガ主催の場合はDIVAの曲からだろうと予測することがある程度できるのですが、そうでなくなると予測すら出来ません。そのため前回のマジカルミライでは有名な曲なのに楽しめない人が生まれるということになり、私自身も知らない曲が沢山ありました。なので今回の知ってる曲が多いというのは安心感があり良かったと感じました。また、去年から引きつぐ曲が多いというのはCGも同じものになるということを意味します。CGを作るということは大きな労力・コストが発生するので使いまわしが必要になってしまいます。その点で面白いこと言うなということがあったので紹介しますと、Shake it!で転びそうになるという演出がありそれが去年と同じなのはおかしいというものです。それに対する反論も良かったので紹介すると、演技なんだから同じでよいんだ!というものでした。これは細かい部分をちょっと変えるだけで新しくなるという視点と演技なんかだから同じほうが良いんだという視点の違いです。この部分のやりとり今後のライブに生かせる考えだと思いました。

大阪会場と東京会場の違い

大阪会場はインテックス大阪という展示会場、東京会場は東京体育という大型スポーツ施設です。大阪会場は展示会場ということで2F・3Fみたいなスタンド席無しの縦長の会場だったのですが、2F・3Fが無いおかげでスクリーンへの写りこみがなくクリアに見ることが出来ました。しかし会場の設計上の問題で音響はお世辞にも良くないものでした。それに対し東京会場の音響はだいぶ良かったのですが、2F・3Fなどがありスクリーンへの写りこみはかなりのもでした。さらにスタンド席から見るとムービングライトがきつすぎてスクリーンが見にくい状態でした。ライブなので音響は重要な要素ですが初音ミクが見えることの重要度は非常に高いと思うので、スクリーンに投影する関係で横からの視野の調整に限界があることを考えると音響が悪くても大阪会場のほうがまだ良かったのかなと思います。

マジカルミライの今後に望むこと

これらから次のマジカルミライでやって欲しいことは、明確なコンセプトが分かるようにして曲間の演出をもっと考えて欲しいということです。曲を大きく変えるのはコスト・観客の観点から難しい、その制約から出来ることは小さな演出で違いを感じさせることです。また、若手バンドメンバーが発表された時に一部不安の声が聞かれましたが、この点もコンセプトがはっきりしていてそれに沿ったバンドメンバーだと分かれば不安の声も小さくなると思います。

今回長々と感想を書いたのですが、最近こういうくだらない長文を書く人が減ったのではと思い書いてみました。本当に満足していたのに不満たらたらの文になってしまったのは反省しています。こんなしょうもない長文ですが機会があればまた書こうかと思っています。読んでくださった方本当に有難うございます。

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