2018年9月3日月曜日

マジカルミライ2018行ってきた! ライブ・企画展レポート

大阪と東京で行われた「マジカルミライ2018」のうち、2018年8月31~9月2日に幕張メッセで行われた企画展とライブのレポートです。記事の一部を修正と加筆・写真の追加をしました。
作成日: 2018.09.02/更新日: 2018.09.03

マジカルミライ2018等身大フィギュア
初音ミク等身大フィギュア
なかなか良い出来でした

ちょっと見どころ不足? 企画展

例年通り企画展も併せて行われたいました。企画展は8月31日~9月2日の日程で行われました。幕張メッセの10・11ホールを使用して、「公式グッズ販売・企業ブース・主催者ブース・同人即売会」などが行われました。

率直に言って内容としては、去年と代わり映えの無いものでした。あえて言えばテレビでちょっと話題になった、Gate Boxが殆ど並ばずに見れたのは良かったと感じたぐらいです。これだ!というものは、感じなかったのが正直なところです。なので以下は写真を何枚かピックアップしていきます。

初音ミク等身大フィギュア マジカルミライ2018 Ver.
等身大フィギュア全体像
今年のミクさんの等身大フィギュアは出来が良かったです。

初音ミク、鏡音リン・レン、巡音ルカ等身大フィギュア
CVシリーズ全員が展示
等身大フィギュアはミクさんの他にもリンちゃん・レン君・ルカさんが展示されていました。

巡音ルカ等身大フィギュア
巡音ルカ
このようにルカさんはとてもビューティフォーです。

初音ミクマジカルミライ2018メインビジュアル
メインビジュアル
メインビジュアルの大型ポスターです。

GOODSMAILE RACING SUPER GT 初音ミク ドア側面
SuperGT車のドア側面
例年通りGOODSMILE RACINGも出展しています。写真はSuperGT車のドア側面のアップです。デザインはメインテーマも手掛けるHSPさんによるものです。

GOODSMAILE RACING 鈴鹿10時間 初音ミク ドア側面
鈴鹿10時間車のドア側面
つい先日行われた鈴鹿10時間耐久レース仕様車も登場しました。デザインはゲームのキャラクターデザインなど幅広く手掛けるTonnyさんです。車体は洗浄されずレース時の雰囲気を留めていて、写真でもわかるようにタイヤのゴムの汚れなどが付着していて、レースの過酷さがわかります。今年は5位であと少しだったので、次回は入賞を目指してほしいです。

初音ミク マジカルミライ2018 スケールフィギュア
マジカルミライ2018 スケールフィギュア
スケールフィギュアのアップです。被写界深度の関係で、逆勇者パースを感じる感じになってしまいました。

鏡音リン・レン10周年記念パネル
鏡音リン・レン10周年ということで、大型の記念パネルが展示されていました。

Gatebox初音ミクデザイン等身大ポップ
Gatebox等身大ポップ
Gateboxデザインの等身大ポップがありました。家庭的?な感じを狙ってか、ちょっと柔らかめのデザインです。

初音ミク Gatebox用設定画
Gatebox用設定画
設定画も展示してありました。メイド服ではなくあくまでもエプロン姿となっています。ミクさんが何かとお手伝いしてくれる時代がくれば、いろいろ助かるんですねぇ…

と企画展はこんな感じでした。

安定感あり ライブレポート

東京でのライブは幕張メッセ11ホールで、9月1日・2日の昼夜4講演が演奏されました。

・セットリスト
曲名/作曲者/ボーカル名

01-Hand in Hand/livetune/初音ミク
02-ビバハピ/Mitchie M/初音ミク
03-METEOR/DIVELA/初音ミク
04-アンノウン・マザーグース/wowaka/初音ミク
05-ワールドイズマイン/ryo/初音ミク
06-キャットフード/doriko/初音ミク
07-アカツキアライヴァル/Last Note./初音ミク・巡音ルカ
08-愛言葉/DECO*27/初音ミク ※FTモデル使用
09-あったかいと/halyosy/KAITO
10-Nostalogic/yuukiss/MEIKO
11-on the rocks/OSTER project/MEIKO・KAITO
12-No Logic/ジミーサムP/巡音ルカ
13-ドリームレス・ドリームス/はるまきごはん/初音ミク
14-劣等上等/Giga/鏡音リン・レン
15-ロキ/みきとP/鏡音リン
16-ジェミニ/Dixie Flatline/鏡音リン・レン
17-8HIT/じーざすP/鏡音リン・レン
18-いーあるふぁんくらぶ/みきとP/鏡音リン・レン
19-リバースユニバース/ナユタン星人/初音ミク
20-Today the future/はりー/初音ミク
21-Shake it/emon/初音ミク・鏡音リン・レン
22-ODDS&ENDS/ryo/初音ミク
―アンコール―
23-39/sasakure.UK×DECO*27/初音ミク
24-砂の惑星/ハチ/初音ミク
25-Tell your world/livetune/初音ミク ※ミクパモデル使用
26グリーンライツ・セレナーデ/Omoi/初音ミク

セットリストは大阪と同様で、去年より1曲少なく全26曲でした。使用しているCGモデルは推定ですが、原則Fモデルをベースとしたものです。「愛言葉」ではmikuexpo 2016で使用された初音ミクProject DIVA Future Toneモデル、「Tell your world」ではミクパ in 関西2013で使用されたミクパモデルと思われるものが使用されています。私としては複数モデルが見れるほうが好きなので、嬉しい限りです。

去年はミクさんが10thでしたが、今年は鏡音リン・レン10thです。リンちゃんレン君パートがいつもより多めに設定されています。来年は巡音ルカ10thなので、ルカさんパートが強化されると予想されます。

モニター関係は堅実進化

モニターの配置としてはディラッドボードは16:9のものを縦にして、それを横に7枚並べています。プロジェクターはディラッドボード一枚ごとにセットしてありました。そして上部には大型のLEDモニターといつもの配置です。見にくい場面はなく、安定していました。

装飾は例年通り飾り気のない、ライトやレーザーにミラーボールと電飾中心でした。今回の特徴は、LED付きトラスがもディラッドボードを取り囲むようにひし形に配置してあることでした。「最後のミクの日感謝祭」の電球を彷彿させます。

LED付きのトラスが比較的大きな存在感を示していたのと、レーザーやフラッシュ的点滅を使った演出などもあったので、例年よりはステージの寂しさが減ったのは良かったと思います。ただ、フラッシュがあまりに強く、目つぶしで目が痛かった場面もありました。

一つあったら良かったと思ったのは、せっかくトラスをひし形にしているので、LEDを3ラインにして髪止めカラーなども再現出来れば、表現の幅はぐっと広がったと思います。

饒舌になったミクさん

昨年と同じくミクさんは割とおしゃべりでした。「ワールドイズマイン」の前では「次はみんなが大好きな曲だよ!」などと、自らハードルを上げているスタイルを繰り出してきました。これが11年目の貫禄といういうやつです。

今までライブでの喋りは限定的な方向でしたが、マジカルミライに関してはそういうことでは無くなっていきそうです。

演出はちょっと寂しい場面も

ライトを利用した演出でステージの寂しさはある程度回避できていましたが、やはり寂しい場面もありました。

ちょっとしっとりした曲などで、ライトが単調な時に上部の大型LEDモニタの内容もかなりおとなしい場面もあり、ちょっとこれは寂しい!という場面もいくつかありました。「on the rocks」みたいなやや動きが少ない曲で演出を多用しない曲の場合は、ディラッドボードにオブジェクトをいくつかがっつり表示するのも良いのかもしれません。

全体としては壁は比較的利用の余地があるので、壁に何かを投影するようにするのも良いと思います。

逆にスモークの使い方は良かった

演出で「Hand in Hand」の実写パートは2018仕様に変更されていて、その点は気が利いているなと思いました。「ジェミニ」では、レーザーを使って天井にふたご座を表示していたのは良かったと思います。

他に良かったと思ったのはスモークを使うタイミング2曲だけと、非常に限定したことです。装飾や演出装置を限られたものにしているので、リンちゃんレン君パートでは10周年を記念する場面が強調されたと思います。

11年目にふさわしい曲となぜそこに入れた!という曲

オフィシャルCDにも入っていた「リバースユニバース」ですが、昨年10周年記念の時にリリースされた曲で、11年目にちょうど良い曲だと思います。歌詞は長くVocaloidを知っている人ほどクスっと出来る曲で、このネタはこのタイミングでないと生きないと思います。

ちょっと脱線すると歌詞には伝説の「ひっくり変えるよ、当然」のパロディも入っているのですが、現実にはまだそこまでは行っていないなあ、なんて思まいました。とは言っても、音楽業界がスピンしてクラッシュしていろいろぶっ壊れたぐらいの変化は、良い意味でも悪い意味でも起こった気がします。

最後になぜそこに入れた!と前回も突っ込んだこととして、メインテーマがアンコールに入っていることです。オフィシャルCDにも当然入っていて、企画展でもプッシュされている曲なのに、建前上あるか無いか分からないアンコールに入れるのはやはりどうかと思います。

とまあこんな感じでいろいろ書きましたが、全体としては今年も楽しめました!来年もマジカルミライに参加したいです!マジカルミライ2019は、東京と大阪で開催の予定です。

※関連記事
10周年の節目 マジカルミライ2017ライブ編

1 件のコメント:

  1. >建前上あるか無いか分からないアンコールに入れるのはやはりどうかと思います。
    これは、建前上必ず有る(2009年から全て有ります。)アンコールの位置に持ってきても良いのではと思います。
    特に、今回は、メインテーマが一番盛上がる曲だったから最後に持ってきたと思います。とても、感動的でした。去年のぐだぐたアンコールよりはよっぽど良かったと思います。

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